世界大百科事典(旧版)内のOrnstein-Uhlenbeckの言及
【ガウス過程】より
…とくにX(t)が定常過程なら,a=-∞として,Fはt-uのみの関数となる。その重要な例としてはF(t-u)=c exp[-λ(t-u)],u≦tとなるもの,すなわちオルンシュタイン=ウーレンベックOrnstein‐Uhlenbeckのブラウン運動がある。それはいわゆるランジュバン方程式の解になる。…
【ランジュバン方程式】より
…aを摩擦係数,B(t)をブラウン運動とすると, dU(t)=-aU(t)dt+λdB(t)この方程式は,ランダムな外力が加えられたときの運動を記述するのに,P.ランジュバンが用いた方程式と類似するため,ランジュバン方程式と呼ばれている。ランジュバン方程式は線形な確率微分方程式で,定常解は,と確率積分で表され,オルンシュタイン=ウーレンベックOrnstein‐Uhlenbeckのブラウン運動と呼ばれる正規定常なマルコフ過程である。となり,エルゴード性をもつ。…
※「Ornstein-Uhlenbeck」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」