世界大百科事典(旧版)内のPardo,M.の言及
【ペルー】より
…しかし,このなかでも奴隷制を廃止したカスティヤRamón Castilla(在任1845‐51,55‐62)の時代には,比較的政治は安定した。1872年,グアノ産業の隆盛を背景に,共和国史上初めて文民のパルドManuel Pardo(在任1872‐76)が政権に就いた。しかし,グアノを担保に外債を導入して経済発展を図ろうとする政策はこのときすでに破綻をむかえており,79年,チリとの太平洋戦争が勃発するにいたるや,新興の有産貴族階級の政治支配はもろくも崩れさり,ペルー政治は再び軍人の手に移った。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」