世界大百科事典(旧版)内のPhoenicianの言及
【セム語族】より
…このほかモアブ語Moabite(死海東部のモアブの王メシャが前9世紀に建てた,300語あまりから成る戦勝記念碑の言語。ヘブライ語に非常に近い),地中海岸のフェニキア語Phoenician(前10~後2世紀),および最も多くの文書を有するヘブライ語もカナン語に属する。一方,アラム語は,前2千年紀にティグリス・ユーフラテス上流地方からしだいに南下し,前6~前1世紀にはペルシア帝国の公用語としてその広大な版図に足跡を印し,紀元後もユダヤ教徒,キリスト教徒,マンダ教徒らによって用いられ,現代でも二,三の小部落で話されている。…
※「Phoenician」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」