世界大百科事典(旧版)内のPincus,G.の言及
【ピル】より
… 上記の女性ホルモンを使用すると排卵が抑制されることは,1930年代からわかっていたが,当時は多量に注射しなければならず,副作用も強いために,避妊薬としては実用化しなかった。しかし,50年代の後半に,口から飲んで有効なステロイドホルモンが合成されるようになったため,アメリカのピンカスG.Pincusらによって59年に初めて研究開発された。当時は人口増加抑制など,避妊の必要性が高まった時期と一致したため急速に世界中に普及した。…
※「Pincus,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」