世界大百科事典(旧版)内のPorionの言及
【顔面角】より
…ヒトの頭顔部を側面からみて,顔面の輪郭の傾きを示す角度である。輪郭が耳眼平面(左右の外耳孔上縁点Porion,生体では耳軟骨の上縁Tragionと左側の眼窩入口の最低点Orbitaleによって決定される面)と交差してなす角を求める。この時に前頭骨と鼻骨の境界点Nasionと上側歯槽の最前点Prosthionとを結ぶ直線が耳眼平面となす角を全側面角という。…
【人体測定法】より
… 頭蓋および骨格計測の原理は生体計測の場合と同一であるが,骨格では縫合,凹凸が明瞭なために計測点は正確に定義できる(図)。外耳孔上縁の中央点をポリオンPorionといい,耳眼平面の基準点とする。また大後頭孔の前縁の正中点バジオンBasion,矢状縫合と冠状縫合との交点をブレグマBregmaとよび,両者の距離をバジオンブレグマ高といい,頭蓋の諸高径を代表する。…
※「Porion」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」