世界大百科事典(旧版)内のpyrophyllitebrickの言及
【耐火煉瓦】より
…耐火度はSK32程度であるが,荷重軟化点が1600℃以上と高く,再加熱による収縮がない(むしろやや膨張する)のが特徴で,炉の天井やアーチ,コークス炉などに用いられる。 蠟石質煉瓦pyrophyllite brick蠟石(パイロフィライトAl2O3・4SiO2・H2Oを主成分とする鉱物で,石英やカオリンを含むことが多い)を主原料とするシリカ‐アルミナ系の酸性耐火煉瓦。蠟石は,含有水分が少ないので焼成収縮が小さく,シャモット煉瓦の場合とはちがって生のまま原料として使用でき,焼結がよく,安価な煉瓦として製鋼用取鍋(とりなべ)などに広く用いられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」