世界大百科事典(旧版)内のqalamの言及
【書】より
…この点で,単なる形態的な美しさだけでなく,精神性の探究を目ざす日本と中国の書とは,おのずから視座を異にする。イスラムの書に用いられる伝統的な筆記用具はカラムqalam(葦ペン)で,葦の茎を斜めに切断して先端を細くとがらせるか,先端を扁平に削って割れ目を入れているが,ときには動物の毛を穂先にした筆を用いることもある。 アラビア文字の書体は,その形態から二つのカテゴリーに大別することができる。…
※「qalam」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」