《QueRicoElMambo》(その他表記)QueRicoElMambo

世界大百科事典(旧版)内の《QueRicoElMambo》の言及

【プラード】より

…キューバ北部のマタンサス市に生まれ,クラブなどでピアニストとして働いた後,47年にメキシコに渡って楽団を結成した。49年以降《エル・マンボQue Rico el Mambo》《マンボ第5番Mambo No.5》などのレコードを録音して,アメリカや日本にマンボ・ブームを巻き起こした。その音楽は,細かく刻むアップ・テンポのリズムに,厚いサウンドながら歯切れのいい金管・木管群をのせたところに特徴があり,管楽器のサウンドにはモダン・ジャズのスタン・ケントン楽団の影響が色濃く見られる。…

【マンボ】より

…本来は,キューバの民衆的な舞曲ソン・モントゥーノson montunoやダンソンdanzónの反覆部に挿入される倍テンポの部分(2小節単位を4回繰り返すのが普通)をいい,1940年ころアンセルモ・サカサス,フリオ・グティエレス,カチャーオら,もしくはアルセニオ・ロドリゲスが考案したとされている。そのスピード感のあるリズムに,歯切れのいいサックスやトランペットのアンサンブルを組み合わせて新しい音楽を創始したのが,キューバ生れのピアニスト,ペレス・プラードPerez Pradoで,49年ころから《エル・マンボQue Rico El Mambo》《マンボNo.5》などのレコードをメキシコで録音し,そのダンス・ステップとともに世界的なセンセーションを巻き起こした。【中村 とうよう】。…

※「《QueRicoElMambo》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android