世界大百科事典(旧版)内のrathaの言及
【マハーバリプラム】より
…石窟はいずれも小規模であるが,バラーハ・マンダパVarāha‐Maṇḍapa,マヒシャマルディニー・マンダパMahiśamardinī‐Maṇḍapa,トリムールティ窟,アーディ・バラーハ窟は建築,彫刻ともに傑出している。堂全体を岩塊から彫出した岩石寺院を当地ではラタratha(車)と呼んでいる。大叙事詩《マハーバーラタ》の主人公の名をとったドラウパディー,アルジュナ,ビーマ,ダルマラージャ,サハデーバの五つのラタやガネーシャ・ラタは,さまざまな形態の当時の木造建築の姿を伝えていて興味深く,インド南型建築の祖型を考える上で貴重である。…
※「ratha」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」