世界大百科事典(旧版)内のredsquillの言及
【猫いらず】より
…現在では毒物及び劇物取締法の対象となり,一般にはほとんど使われていない。殺鼠剤そのものの歴史は古く,地中海沿岸に自生するユリ科のカイソウ(海葱)red squill(有効成分はシリロシド)は有史以前から利用されたといわれる。日本でも,江戸時代にヒ(砒)石を原料とする〈岩見銀山鼠取薬〉が〈いたずら者はいないかな〉の行商の売り声とともに知られ,黄リン製剤以前はこの亜ヒ素系殺鼠剤がおもに使われていた。…
※「redsquill」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」