世界大百科事典(旧版)内のrespiratoryacidosisの言及
【アシドーシス】より
…体液のpHは,主として炭酸(酸性)と重炭酸(アルカリ性)の平衡による炭酸緩衝系の作用で,正常では7.4に保持されている。ところが,呼吸器の病気や呼吸中枢の機能低下により,肺の換気機能が悪くなると,血液の炭酸ガス分圧が上昇し,pHは低下する(これを呼吸性アシドーシスrespiratory acidosisという)。一方,尿毒症,糖尿病性ケトーシス,下痢,ショックなどでは,酸の産生の過剰,塩基の喪失,または酸の排出の低下が起こり,血液の重炭酸イオンが低下し,pHは低下する(これを代謝性アシドーシスmetabolic acidosisという)。…
※「respiratoryacidosis」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」