世界大百科事典(旧版)内の《RevueIndigène》の言及
【アフロ・アメリカ文学】より
…それがまたたくまに全世界に拡大され,米州とくにラテン・アメリカにも波及して,そこでは白人と黒人の知識人によって運動が進められた。それらの運動のいくつかを挙げると,ハイチではジャン・プリス・マールとジャック・ルマンによる《ルビュー・アンディジェーヌRevue Indigène》運動(1926‐27),マルティニクではエメ・セゼールによる〈ネグリチュード〉運動,キューバではアレホ・カルペンティエル,ニコラス・ギリェンらによる〈ネグリスモ〉運動,ブラジルではジルベルト・フレイレやジョルジェ・アマドらによる〈北東部文学〉運動がある。これらの運動は横の連絡や結合を持っていないが,アフリカ的性格や黒人精神の復興をうたう点では共通性を持ち,全体としてアフロ・アメリカ文学という新しいジャンルを確立したのである。…
※「《RevueIndigène》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」