世界大百科事典(旧版)内のSãoJorgedaMinaの言及
【エルミナ】より
…1470年代にポルトガルのエンリケ航海王子が派遣した西アフリカへの探検航海の船乗りたちが,この地方で大量の金を手に入れ,エル・ミナ(鉱山,金鉱)と名づけたのに由来する。エンリケ王子の死後,探検航海の事業をうけついだジョアン2世の時代(1482)には,この地にサン・ジョルジュ・ダ・ミーナSão Jorge da Minaと呼ばれる城砦も築かれ,金を渇望していたポルトガルの,西アフリカからの金積出しの重要拠点となった。16世紀初めの記録によると,毎年8~12隻のカラベル船が,エルミナから年間400~500kgの金をリスボンの造幣所にもたらした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」