世界大百科事典(旧版)内の《SéquencedesainteEulalie》の言及
【フランス文学】より
…だがその一方で,当時の知識階層である聖職者が,ラテン語で書かれた著作を,一般民衆のために翻案ふうにフランス語に移すような試みも,しだいに進められていた。現存するものとしては,3世紀のスペインの聖女を歌った《聖女ウーラリーの続唱Séquence de sainte Eulalie》(881)が,フランス語による最古の文学的文献である。宗教的な色彩の濃厚な文学は,その後,ラテン語の著作に拠る《聖アレクシ伝》が1040年ころに作られたのをはじめ,とくに聖人伝の形で数多く行われたと思われる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」