saṃskṛta-dharma(その他表記)samskrtadharma

世界大百科事典(旧版)内のsaṃskṛta-dharmaの言及

【仏教】より

…これと並んで,縁起を広くすべての現象の間における種々な関係の理論と解する立場も生まれた。その場合,因果を成立させる条件として,すべての現象になんらかの形で果を生む力があるとみて,これを〈行〉(サンスカーラsaṃskāra)と呼び,その働きによって作られたものを〈有為(うい)法〉(サンスクリタ・ダルマsaṃskṛta‐dharma)と名づけた(ここで〈法〉とは一定の性質をもった現象の意)。しかも,すべて有為法は同時に因となって他の現象を生む力をもっているものと考えた(すなわち〈諸行〉=〈諸有為法〉)。…

※「saṃskṛta-dharma」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android