世界大百科事典(旧版)内のsamhainの言及
【ハローウィーン】より
…10月31日の夜に行われる。古代ケルト人のサムハインSamhain祭が起源といわれる。これは死の神サムハインをたたえ,新しい年と冬を迎える祭りで,この日の夜には死者の魂が家に帰ると信じられた。…
【火】より
… フランス東部ではファッケルFackelと呼ぶ高い櫓を立て,これを燃やす祭りが聖ヨハネの祝日に行われ,邪悪とされるものを火に投じる。イギリスのケルト文化圏では冬の到来を表すサムハインSamhain祭に焚火がたかれ,太陽の復活を祈った。この行事は1605年以来ガイ・フォークス・デー(11月5日)と習合し,かがり火を燃やし陰謀の首謀者フォークスをかたどった奇怪な姿の人形を火にくべる風習を生みだしている。…
【宴会】より
… 農業社会においては,収穫は最も重要な祭宴の機会である。ケルト人のsamhain(〈夏の終り〉。今日では聖マルティン祭),北欧のhaustbóð(〈秋の宴・収穫の宴〉)は,いずれも家畜の放飼いが終わる時期に行われ,このとき,備蓄された冬の飼料ではまかないきれない家畜は屠殺される。…
※「samhain」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」