世界大百科事典(旧版)内のsamoedyの言及
【サモエード諸族】より
…南方群には,話者を失って消滅したカマス,カラガス,コイバル,モトル,ソヨート,タイギ(これらすべてを総称してサヤン・サモエードという)も加えることができる。古文献では〈サモヤディ〉〈サモゲディ〉〈サモゲティ〉と記載されており,サモエードという呼称は,彼らが食人種であるとの風説と結びついて成立した現代ロシア語のsamoedy(〈自らを食べる者〉の意とも解される)に由来するが,その原義は不詳である。一説にはこれがスカンジナビアのラップ人の自称サーミSámi(サーメSaame)と関連するともいわれる。…
※「samoedy」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」