Sanger,F.(その他表記)SangerF

世界大百科事典(旧版)内のSanger,F.の言及

【インシュリン】より

… インシュリンは1921年,バンティングF.G.BantingとベストC.H.Bestによって,膵臓の抽出物中から,血糖降下物質として見いだされた。次いで26年,エーベルJ.J.Abelが結晶化に成功,55年にサンガーF.Sangerがそのアミノ酸配列を明らかにした。インシュリンは,アミノ酸配列が決定された最初のタンパク質である。…

【化学】より

…同じフィッシャーによって着手されたアミノ酸とタンパク質の化学は,ペーパークロマトグラフィーの導入と末端基分析のくふうによって発展した。サンガーFrederick Sanger(1918‐ )は2,4‐ジニトロフルオロベンゼンによる末端基標識法を駆使してインシュリンのアミノ酸配列順序の決定に成功した。この手続はしだいに自動化される一方,ポリペプチドの合成もメリフィールドR.B.Merrifieldらの固相合成法によって高度に選択的に行われるようになった。…

※「Sanger,F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android