世界大百科事典(旧版)内のsanguisbacchiusの言及
【血】より
…ヤコブス・デ・ウォラギネの《黄金伝説》にはセバスティアヌスの処刑,自分の血を手にすくって投げて絶命したユリアヌスの最期,グレゴリウスが切ったヨハネの法衣から血が流れた話など,血にまつわる聖人の伝説が少なくない。ラテン語sanguis bacchius(〈バッコス=ディオニュソスの血〉の意)はブドウ酒のことなので,異教とキリスト教の聖餐との関係を推測する者もいる。 コーランによれば,マホメット(ムハンマド)は天使ガブリエルから〈主は凝血から人間を創った〉との啓示を受けた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」