世界大百科事典(旧版)内のSanz,G.の言及
【スペイン音楽】より
…カタルニャのモンセラートでは宗教合唱曲の楽派が目だった充実ぶりを示し,バレンシアではカバニーリェスJuan Cabanilles(1644‐1712)のオルガン音楽が際だった。17世紀から愛用された5コース・ギター(バロック・ギター)の大家サンスGaspar Sanz(17世紀後半)の作品には,民族主義楽派の先駆と呼びうるほど,強いスペイン的性格が表れている。ナポリ生れのD.スカルラッティは後半生をスペインに過ごし,数多いチェンバロ・ソナタの中にスペイン特有の語法を生かした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」