世界大百科事典(旧版)内のSarkadiIの言及
【ハンガリー】より
…しかしこの時期は,ラーコシの個人崇拝の時代で,文学においても教条主義がみられ,真の戦後文学が開花するのは56年のハンガリー事件以降である。新しく登場する作家たちに影響を与えたのは,モーリツの継承者であったシャルカディSarkadi Imre(1921‐61)である。ほかにオトリクOttlik Géza(1912‐ ),エルケーニÖrkény István(1912‐79),メーセイMészöly Miklos(1921‐ ),マーンディMándi Iván(1918‐ )らは,40代で戦争を体験し,多くの血を流した世代で,戦後も,超現実的なショート・ショートにも似た短編を書くなど,党の文化政策から離れたアウトサイダーの位置にとどまった作家たちである。…
※「SarkadiI」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」