世界大百科事典(旧版)内のSatta,S.の言及
【サルデーニャ[州]】より
… 共通イタリア語によるサルデーニャ文学は,1861年のイタリア統一後に,地方主義リアリズム文学の一環として現れ,女流作家G.デレッダが膨大な長・短編小説群を著し,1926年度ノーベル文学賞を授けられたことによって,この島の特異な風土と人心が一挙に明るみに出された。詩においては,カルドゥッチの流派に属したサッタSebastiano Satta(1867‐1914)が,デレッダと同郷のヌオロ周辺における民俗の心を歌いあげた。イタリア王国への併合は,しかしながら,同時にサルデーニャ州自治権要求の運動を呼び起こし,1920年にルッスEmilio Lussu(1890‐1975)がサルデーニャ行動党を創設した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」