世界大百科事典(旧版)内のscalanaturaeの言及
【進化論】より
…これらの考えは,民間伝承と哲学が結びついたにすぎないともみられるが,また他方,造物主の観念に束縛されない自由性をもつ点で評価されることもある。アリストテレスは自然物に関し,無機物から下等植物,ついで順次に高等植物,植虫類,下等動物,高等動物,最上位に人間という配列がなされるということ,すなわち後世いう〈自然の階段scala naturae〉の考えをのべた。もしこれを時空的発展として解釈すれば進化論ということになり,それでアリストテレスを進化論者の列に加える意見もあるが,一般には認められていない。…
※「scalanaturae」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」