世界大百科事典(旧版)内のSchmandt-Besserat,D.の言及
【楔形文字】より
…しかし前6,前5世紀にはアラム文字が優勢になり,併用時代のあと衰退に向かう。ウルク古拙文字の起源について最近シュマント・ベッセラトDenise Schmandt‐Besseratが興味深い指摘を行っている。同女史によれば,古代オリエントでは新石器時代より〈トークンtoken〉と呼ばれる直径が1cm前後の粘土で作られたさまざまな形状の物体が,記憶の補助手段として使用されていて,その形状を粘土板の上へ移したのがウルク古拙文字,すなわち文字の起源であるという。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」