世界大百科事典(旧版)内のSchmiedeberg,O.の言及
【薬理学】より
…薬理学は物理化学,生理学,および生化学を基盤として生命科学における一つの基本領域をなし,また基礎医学の重要学科の一つでもある。
[薬理学の歴史]
薬理学は古代エジプト文明の時代から薬物学として発達してきたが,近代薬理学の祖とされるドイツのシュミーデベルクOswald Schmiedeberg(1838‐1921)によって,薬物の作用を主として動物臓器の一部を用いて実験的に観察する手法が取り入れられて以来,実験薬理学として長足の進歩を遂げるに至った。 日本においては1885年,現在の東京大学医学部に薬物学講座が開設されたのが薬理学の初めとされている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」