世界大百科事典(旧版)内の《Scholaludus》の言及
【演劇教育】より
… 演劇を教育活動の中に生かそうとする考え方は,ヨーロッパでは古代ギリシア時代からみられ,中世のキリスト教寺院でも,教義や礼拝を劇化する方法がとられていた。近代教育の父といわれるチェコスロバキアの教育思想家J.A.コメニウスは,《遊戯学校Schola ludus》(1654)という著作によって演劇教育の有効性を主張,近代教育の中に演劇教育を位置づけた先駆者となった。日本では,明治期を迎えキリスト教の布教が許されるようになると,教団によるミッション・スクールが設けられたが,そこで行われたキリストの降誕劇や,教会の日曜学校におけるクリスマス劇などが,演劇教育の先鞭をつけたとされる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」