世界大百科事典(旧版)内のsciencedel'éducationの言及
【教育学】より
…彼は教育学を科学と技術の中間のものとし,教育的行為を導く理論の全体とみなした。これと区別された教育の科学science de l’éducationは,社会的事実faits sociauxとしての教育を,他の社会的諸事実との構造的連関の下でそれがいかにあるかを実証的にとらえる科学とされた。この教育の科学は社会学的方法により変化の法則性を認識しようとするものであり,明らかに旧来の教育学とは違う。…
【教育社会学】より
… 教育社会学educational sociologyという名称は,1908年スザロH.Suzzalloがコロンビア大学での講義題名に用いたのが最初といわれているが,それ以前に,ドイツのナトルプ《社会的教育学》(1898),アメリカのデューイ《学校と社会》(1899)などがすでに出版されていた。フランスではデュルケームが教育を社会的事実としてとらえ,そこに内在する法則を実証的にとらえようとする〈教育の科学science de l’éducation〉の必要を説いた。しかし教育社会学が一つの学問領域として確立したのは,一般的には1920年代のこととされている。…
※「sciencedel'éducation」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」