世界大百科事典(旧版)内のscienceofreligionの言及
【宗教哲学】より
…18世紀の啓蒙思想の影響およびヨーロッパ以外の世界諸地域の宗教に関する情報が蓄積されることによって,唯一の真の宗教と単純に考えられていたキリスト教が相対化されはじめ,当時台頭しつつあった観念論哲学との密接な関係のもとに,ドイツで宗教学Religionswissenschaftが確立された。ミュラーFriedrich Max Müllerはイギリスに移ってからscience of religionという言葉を使っているが,この用法は英語圏では定着せず,宗教学に当たるのはむしろhistory of religionsが使われてきている。これに対してコントの影響の残るフランスではsciences religieusesが使われている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」