世界大百科事典(旧版)内のScirpusmaritimusの言及
【ウキヤガラ】より
…河原や沼沢地の湿地に群生するカヤツリグサ科の多年草。水底の泥土中に長く横にはった根茎があり,先端に黒っぽい皮に包まれたクワイ形の塊茎を作る。茎は塊茎から立ち上がり,高さ1mくらいで,数個の節があって,3列に並んだ線形の長い葉をつける。夏の終りに茎の頂に3~4枚の葉状苞を出し,その間に短い柄のある小穂数個をつける。小穂は楕円形で,褐色,長さは2cmくらいある。鱗片の外側に細い毛が生え,果実はひし形で三稜があり,基部に3~6本の刺針をもつ。…
※「Scirpusmaritimus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」