世界大百科事典(旧版)内のshūrāの言及
【シャイフ】より
… 部族を超えて国家が成立すると,シャイフは国家と部族を結ぶ接点となった。たとえば,ウマイヤ朝のカリフ,ムアーウィヤ1世は,カリフの私的諮問機関として有力部族長からなるシューラーshūrāという会議を開いた。このムアーウィヤ1世のやり方自体,アラブの部族のシャイフのあり方をそのまま踏襲しているが,ともかくシューラーを通じてカリフは部族と意思疎通を図ろうとしたのである。…
※「shūrā」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」