世界大百科事典(旧版)内のSiamrosewoodの言及
【シタン(紫檀)】より
…マメ科ツルサイカチ(ヒルギカズラ)属Dalbergiaの木材で,コクタンやタガヤサンとともに古くから唐木(からき)の代表として建築装飾材(床柱,床がまちなど),家具,細工物,彫刻,楽器(三味線の棹など)に賞用されてきた。いくつかの種が紫檀の名で利用されるが,主要種であるD.cochinchinensis Pierre(英名Siam rosewood)はタイ~インドシナに分布する高木で,高さ25m,直径1~1.5mになる。心材は濃暗紫褐色~紫黒色で緻密(ちみつ),比重1をこえ,きわめて重硬であるがそのわりには工作しやすく,加工後は狂わない。…
※「Siamrosewood」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」