世界大百科事典(旧版)内のsideroblasticanemiaの言及
【貧血】より
…ビタミンB12の注射で貧血は治るので,現代ではむしろ良性の貧血であり悪性貧血という名称は適切でない。 鉄芽球性貧血sideroblastic anemiaヘモグロビンは,ヘムという鉄とプロトポルフィリンからなる物質に,グロビンとよばれるタンパク質が結合してできる。鉄芽球性貧血はプロトポルフィリンの赤芽球内での生合成の障害によって生じ,鉄が細胞内に過剰にあるため,鉄染色をすると赤芽球の核をとり囲んで鉄顆粒のある環状鉄芽球が骨髄内に増加し,低色素性小球性赤血球が流血中に出現する。…
※「sideroblasticanemia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」