世界大百科事典(旧版)内のSivrac,C.deの言及
【自転車】より
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[発達の歴史]
イギリスのバッキンガム近郊のストークポージズにある教会のステンドグラスには自転車に似た絵が描かれており,17世紀中ごろに自転車の着想があったと考えられないこともないが,これは自転車ではなく,当時地図の作成に使用された測距車であるという説もあって定かではない。これまで,二輪車の原理に最初に挑戦し実際に走らせたのは,フランスのシブラックC.de Sivracであり(1790),その自転車はセレリフェールcélérifèreと呼ばれたと信じられてきた。しかし,シブラックは,架空の人物であり,セレリフェールとは,当時大型馬車のことであったことが判明し,最近は,ドイツのドライスKarl von Drais(1785‐1851)をもって自転車の始祖とする説が有力になってきた。…
※「Sivrac,C.de」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」