世界大百科事典(旧版)内のsmallgroupの言及
【小集団活動】より
…企業における経営参加の方法の一つで,おおむね10人以下の小集団を従業員に構成させるようにし,その自主的な共同活動を通じて労働意欲を高め,企業の目的を有効に達成しようとするものである。本来,小集団small groupとは,少人数のメンバーで対面接触による確かなコミュニケーションを重ね,目標を共有する継続的な活動を通じ,相互受容関係を深めていくものであると定義されるが,企業のなかで小集団活動が関心を高めている理由としては,このような小集団の性質にもとづき,(1)チーム効率を十分に発揮して生産性向上,経営の効率化に結びつけることができる,(2)従業員の意見や考え方が経営に反映され,働きがいを生みだすことができる,(3)小集団のなかで自己をふりかえり,相互啓発を促進することができる,などがあげられ,組織のニーズと個のニーズを統合する活動となっている。小集団活動は,伝統的な集団風土を背景に,経営トップ,管理・監督者,従業員間のコミュニケーションを徹底し,人をいかす職場活動として海外からも注目され,日本的経営の特徴の一つとなっている。…
※「smallgroup」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」