世界大百科事典(旧版)内のSmith,W.の言及
【テクノクラシー】より
…国家の政策が,専門家の専門知識にもとづく勧告によって決定されるような政治体制を指す言葉として,今日では使われているが,元来は,1932年から33年にかけてアメリカで爆発的に流行した思想運動のかかげたスローガンである。 テクノクラシーという言葉を考案したのは,アメリカの発明家スミスWilliam Smithであるとされているが,このように命名される思想自体は,20世紀初頭のアメリカの時代思潮であるといえる。その興隆は,技術者の専門職としての自己意識が高揚し,F.W.テーラーの〈科学的管理法〉をはじめ,技術者の自負心を高める成果が積み重ねられていったことを背景としていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」