世界大百科事典(旧版)内のSmith,W.R.の言及
【聖婚】より
…したがって,これらの儀礼の背後には,大地のもつ豊饒性と女性の多産性とのあいだに明白な類比(アナロジー)をみた古代人の宗教的観念が横たわっている。スミスWilliam Robertson Smith(1846‐94)の《セム族の宗教》(1889)によると,古代セム民族は,大地と女性とを同一視していた。女は畑であり,たわわに房をつけたブドウの木であった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」