世界大百科事典(旧版)内のsnānaの言及
【沐浴】より
…バラモン教の祭式の中には,潔斎のための沐浴(ディークシャーdīkṣā)や,聖別した水で沐浴することによる聖別(アビシェーカabhiṣeka),死の穢れなどをはらうための沐浴(ウダコーパスパルシャナudakopasparśana)などがしばしば現れ,新生児の初湯を誕生儀礼の一環とする例もある。ヒンドゥー教の儀礼の中では,ガンガー(ガンジス)川流域を中心とする巡礼地(ティールタtīrtha)で行われる沐浴(スナーナsnāna)が顕著である。聖地の水がもつ罪・穢れを洗い流す力に対する信仰であり,ガンガーの水は触れるだけであらゆる罪を滅し解脱に導くものとされる。…
※「snāna」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」