世界大百科事典(旧版)内のsoftcomponentの言及
【宇宙線】より
…また,衝突された空気を構成している原子核からは,低エネルギーの陽子と中性子が飛び出してくる。このようにして,地上には多成分の二次宇宙線が飛来しているが,成分によって物質の貫通力が異なるので,厚さ10~15cmの鉛を用い,これで吸収される成分を軟成分soft component,貫通するものを硬成分hard componentと呼んでいる。軟成分はγ線,電子,陽電子で,電磁成分とも呼ばれ,物質中では放射行程(鉛で5mm)ごとに,γ線は電子対生成によって電子と陽電子に転化し,電子と陽電子はγ線を放射することによってエネルギーの大半を失う。…
※「softcomponent」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」