世界大百科事典(旧版)内のSones,F.M.,Jr.の言及
【心臓カテーテル法】より
…心機能や血行動態を知るための検査法の一つ。直径約1~3mmのダクロンで覆われた細い管(カテーテル)を心臓の各心腔内や大静脈,肺動脈,大動脈,冠動脈などに挿入し,心臓および血管系の形態や機能を直接的に観察しようとする方法。静脈あるいは動脈を切開し,そこからカテーテルを挿入するため,X線写真,心電図検査などを非観血的検査法と呼ぶのに対して,心臓カテーテル法を観血的検査法と呼ぶ。 心臓カテーテル法を1929年に初めてヒトに行ったのはドイツのフォルスマンWerner Forssmann(1904‐79)で,彼は25歳の時に左腕の静脈より尿管カテーテルを右心房まで挿入したのをはじめとして,計7回心臓カテーテル法を試みた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」