世界大百科事典(旧版)内のSpalacopuscyanusの言及
【オクトドン】より
…チリの山地,草原にすむボリ(フサオデグー)Octodontomys gliroides(英名mountain degu∥bori)は,体長,尾長とも18cm前後,毛が柔らかく密でチンチラに似る。チリの標高3000mまでの山地にすむコルロSpalacopus cyanus(英名coruro)は尾が短く4~5cm,体長14~16cm,耳介が小さく,前足のつめが長く,みずから長い穴を掘って生活する。オクトドン科はツコツコ,フチア,ヌートリアなどに近縁の原始的な南アメリカの齧歯類で,北アメリカのパラミスから降下したものと考えられ,漸新世後期に早くも姿を現している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」