世界大百科事典(旧版)内のspecificbirthrateの言及
【出生率】より
…しかし,現実には,分母のPは性別,年齢別に関係なく妊娠可能な人々によってだけ構成されているわけではないので,いいかえれば,人口中の妊娠可能な年齢の婦人の割合(未婚,既婚を含む)によって,この率は変動するばかりでなく,〈妊娠可能な年齢〉を具体的に何歳から何歳までとするのかについても必ずしも確定できないなどの理由から,2国間の比較などを行うときには注意を要する。このほか特殊出生率specific birth rateといって,母の年齢別,出産順位別,都市農村別,人種別および高・低率地域別出生率,あるいは一般出生率crude fertility rate(婦人出生率または総出生率という),(無)配偶出生率などがあるが,毎年配偶関係別人口をうることがむずかしいので,厳密には異論の多い統計となっている。出生率は死亡率とともに人口の増減を左右する統計値といえよう。…
※「specificbirthrate」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」