世界大百科事典(旧版)内のstencilprocessの言及
【カラー映画】より
…〈彩色映画〉には,染料でポジティブの一部分あるいは全体を染色tintingする方法と,ポジティブの画像を調色toningする方法がある。染色法は,映画の初期から考えられ,初めは1コマずつ手工芸的に染色されたが,1896年ころにイギリスとフランスで型紙を使う〈型紙染色法stencil process〉が考案され,1910年ころまで各国で広く使われ,日本では〈極彩色映画〉として公開された。調色法は,ポジティブの銀像の粒子をほかの金属または化合物でめっき,あるいは置換する方法で,のちに,より豊富な色彩を調色する〈染料調色法dye toning〉が発見された。…
※「stencilprocess」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」