世界大百科事典(旧版)内のsyntheticleatherの言及
【合成皮革】より
…これは塩ビレザー(またはビニルレザー)と呼ばれ,当時の物資不足もあって大量に出回り,擬革の生産はほとんど中止された。その後品質がしだいに改良され,60年,スポンジ状のポリ塩化ビニル樹脂の表面にナイロン樹脂(ポリアミド)塗料を塗布したものが,従来の塩ビレザーと風合い,外観などが異なり,より革の性質に近づいたとして,合成皮革synthetic leatherの名を冠して売り出された。同時代より表面層にナイロン樹脂が使われるようになり,さらに2年ほどおくれて表面層にポリウレタン樹脂が使われ,現在のナイロン系およびウレタン系合成皮革の基礎が確立された。…
※「syntheticleather」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」