世界大百科事典(旧版)内のtalbotypeの言及
【写真】より
…ダゲレオタイプでは1枚の感光板を使って1枚の写真だけしか得られないが,41年にイギリスのW.H.F.タルボットは,ヨウ化銀感光紙を使って写真のネガ像を作り,このネガを感光紙に焼き付けてポジ像を作るネガポジ法を考案した。これをタルボタイプtalbotypeまたはカロタイプcalotypeと呼ぶ。51年にはイギリスのアーチャーFrederick Scott Archer(1813‐57)がヨウ化銀をコロジオン(ニトロセルロースをエーテルに溶解したもの)に分散してガラス板に塗布し,乾かない間に写真を撮影するというコロジオン湿板法を発表した(湿板写真)。…
※「talbotype」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」