世界大百科事典(旧版)内のTaurikaの言及
【クリミア半島】より
…保養地はヤルタ,ミスホル,グルズフ,アルチョムなどが知られる。【渡辺 一夫】
[歴史]
クリミアの古い呼名は古代ギリシア人の命名によるタウリカTaurikaであり,クリミア(要塞の意)といわれるようになったのは,13世紀のモンゴルによる支配が始まって以後のことである。前8~前7世紀ころ,キンメリア人を追いはらってスキタイ人が移住してきたが,つづいてギリシア人の植民都市建設がすすみ,半島東部のパンティカパイオンPantikapaionを中心にボスポロス王国が生まれた。…
※「Taurika」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」