世界大百科事典(旧版)内のTerfineの言及
【マグリブ】より
…このようなことからタンジャ(タンジール),セウタ,オラン,アルジェ,ビジャヤ,チュニス,トリポリなどの海岸諸都市やマラケシュ,フェス,トレムセン,カイラワーンなどの内陸諸都市の繁栄は,地中海を媒介とした,いわば東西のルートと,サハラ越え交易の出入口としての南北のルートとの接点の機能によることが明らかであろう。 考古学上の発掘では,50万年以前にもさかのぼるといわれる旧石器時代のテルフィヌTerfine遺跡や,中石器から新石器時代にかけてのカプサ文化遺跡(エル・マクタなど)が知られる。後者は,サハラ砂漠のタッシリ・ナジェールなどと同系統と考えられ,その担い手は,小アジアから移住してきた一派である。…
※「Terfine」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」