世界大百科事典(旧版)内のThéâtredeL'EstParisienの言及
【国立劇場】より
…〈TNP〉のおもなレパートリーには内外の読み直された古典と並んで,ブレヒトら,概して社会派の異色な現代作家たちの作品があげられる。なお,50年代からフランスでは一般に演劇の地方分散化の動きが活発で,パリの東のはずれで文化的には“砂漠”といわれたメニルモンタン界隈に新設された国立劇場,〈パリ東部劇場Théâtre de L’Est Parisien〉(略称TEP)をはじめ,パリ近郊や地方主要都市に国と地方自治体が共同出資する国・公立劇場(と劇団),多くの場合は,もともとA.マルローの提唱したいわゆる〈文化の家Maison de la culture〉付属演劇センターが開設され,それらの活動が総じてレベルが高く,前衛的なのは興味深い。プランションのグループももとはそうした代表的なセンターの一つだった。…
※「ThéâtredeL'EstParisien」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」