世界大百科事典(旧版)内のthermalwindの言及
【風】より
…この地衡風の法則は緯度20゜以上の地域における自由大気においてほぼ成り立つといわれている。
[温度風thermal wind]
図3-aに示すように,二つの等圧面の間の一定断面積の鉛直気柱の中にはその気圧差に相当する一定量の空気があるので,気温が高くなれば膨張して等圧面の間隔は広くなり,気温が低くなれば収縮して間隔が狭くなる。気体の状態方程式P=ρRT(Pは気圧,Rは気体定数,ρは空気の密度,Tは絶対温度)から,二つの等圧面の間隔はそれぞれの場所において等圧面間の平均気温(絶対温度)に比例することがわかる。…
※「thermalwind」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」