世界大百科事典(旧版)内のthonmisambhoṭaの言及
【チベット文字】より
…チベット語ではプイィbod yig(以下ローマ字は原則としてチベット文字によるつづり字のローマ字転写)という。7世紀,中国史料によるところの〈吐蕃〉王国を創始したソンツェン・ガンポ(581‐649)が,伝承によれば大臣トゥンミ・サンボタthon mi sam bhoṭaをインドに派遣し,インド系文字を範とし,当時の中央チベット(ウーツァン(衛蔵)地方)のいずれかの方言の発音に基づいて作らせたといわれる。範となった文字がどこの文字であったのかについて諸説があるが,グプタ文字説が有力である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」