世界大百科事典(旧版)内の《TravauxducerclelinguistiquedePrague》の言及
【プラハ言語学派】より
…この学派が残した功績は20~30年代の音韻論,30~40年代の構造美学,40~50年代の記号芸術論と,その適応領域は広く,文の分析を言語外現実との関連でとらえる〈テーマ・レーマ理論〉は30年代から80年代まで発展を続けている。 この学派の第1期はナチスによるチェコ占領の1938年までで,この時期には国内向け雑誌《言葉と文学Slovo a slovesnost》と外国向けの紀要《TCLP(Travaux du cercle linguistique de Prague)》におもな業績が現れている。学派それ自体は52年にチェコスロバキア学士院へ改組されるが,サークルとしてスタートしたこの学派の伝統は,スカリチカVladimír Skalička,バヘックJ.Vachek,ホラーレックK.Horálekらの第2期のメンバーに受け継がれ,類型論,文体論,中心領域・周辺領域理論,テーマ・レーマ理論など第1期に劣らぬ隆盛をみせる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」